新宿区の防火地域に建つ、木造耐火建築物の二世帯住宅です。
ご両親が住んでいた家の隣地が売りに出たため、地続きの土地を購入し
二世帯住宅を建てることにしました。
新宿区の防火地域だったため、耐火建築で建築しなくてはならず耐火建築を建てられる会社を探すのに苦労しました。
ほかの会社では賃貸併用住宅にして大きく建てることも提案いただきましたが
想定していなかった案だったので採用は見送りました。
木造の耐火建築で費用も抑えられことに加え、長期優良住宅や第三者機関での検査も受けられるなど 要望をかなえられる、当社に依頼することを決めたそうです。
プランニングのポイント
玄関を2つ設け、1階、2階でそれぞれの家族が生活できるよう設計されていますが
1階の来客用和室は共有で使用でき、和室をはさんで建物内での行き来もできます。
1階のトイレは来客用も兼ねています、またトイレ内に手洗いをつけずに
玄関からすぐ手が洗える位置に手洗いカウンターを作りました。
リビング・ダイニングは1階、2階ともにダイニングテーブルは置かずにキッチン周りにダイニングカウンターを造作。
2階リビングには収納スペースとしてロフトを設計、勾配天井のため、実際の床面積より広く開放的に感じます。
洗濯機のある脱衣室からは直接、ルーフバルコニーに出れるようにし 家事動線が短く、洗濯物を干すのも楽になるように配慮して設計です。
階段部分の腰壁の一部を本棚にしてスペースを有効活用。
仕様・設備のポイント
2階のLDKにはウォールナットの無垢床を採用。使うほどに自然な艶が出てきて、味わいが増して
いく素材。 2階天井にはトップライトを採用、周囲を家に囲まれてもリビングの明るさが確保できる
。内壁の一部にはアクセントクロスを貼って、雰囲気を変えている。