耐震対策も安心の家づくり

日本は過去、何度も大きな地震に見舞われ、そのたびに建築基準法が改正されてきました。アイコーホームでは基準法を上回る、考えうる最高の備えで家づくりをしています。

耐震・設計基準

全棟で耐震最高等級3を満たす基準を採用

住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)基づく等級で、地震に対する構造躯体の倒壊、崩壊等のしにくさを表しています。
極めて希に(数百年に一度程度)発生する地震力が建築基準法で定められており、性能表示制度ではこれに耐えられるものを等級1としています。
想定する地震の揺れの強さは、地域により異なりますが、この揺れは、東京を想定した場合、震度6強から7程度に相当し、関東大震災時の東京、阪神淡路大震災時の神戸で観測された地震の揺れに相当します。
等級は1から3まであり、等級2は等級1で耐えられる地震力の1.25倍の力に対して倒壊や崩壊等しない程度を示しており、等級3では1.5倍の力に耐えることができます。

全棟で耐震最高等級3を満たす基準を採用

長期耐震性を確保する直下率、基準を採用

強い構造が生み出す、美しい外観と間取り(設計)
間取りをバランス良く整える事によって、構造が安定し、強度も増します。強い構造を生み出すために直下率という独自の基準を採用しています。
直下率とは2階の柱・耐力壁の直下に1階の柱・耐力壁がある割合の事を言います。
この割合が高ければ、高いほど梁など他の部材への負担が減り、劣化を抑え、長期耐震性を高めます。(社内基準:直下率60%以上)

直下率

また、建物の重心(平面上の中心)と剛心(強さの中心)のズレの程度を偏心率と呼び、このズレを最小限にすることで建物のバランスを保ちます。

偏心率

構造計算(許容応力度計算)

許容応力度計算とよばれる構造計算を全棟で採用

構造計算(許容応力度計算)は【階数が3以上】・【延べ面積が500m2を超える】・【高さが13mを超える又は軒高が9mを超える】いずれかに該当する場合に必須です。
上記に該当しない、主に2階建の住宅は4号特例といわれ、仕様規定にしたがい構造の安全性を確保すればよい決まりですが、より確かな構造計算を全棟で実施しています。

構造・品質

長期の耐震性を確保する上では材料の耐久性も重要になります。

木造軸組在来工法

日本の木造建築は1500年にも及ぶ歴史の中で育まれた伝統工法で、基礎・土台の上に柱や梁を独特の仕口(継ぎ手)によって組み上げた、湿気の多い日本の気候風土に適した工法です。

木造軸組在来工法 01
木造軸組在来工法 02

ベタ基礎

湿気を上がりにくくする防湿シートに基礎の立ち上がり高さは400mm、立ち上がりの巾は150mm。
地震によるねじれにくさ、湿気による耐久性の低下防止を追求した高耐久ベタ基礎。

ベタ基礎 01
ベタ基礎 02

2階床剛性

大きな地震力に対して建物のねじれを防ぐ28mm合板を使用した「剛床」とし、さらに、将来の床たわみによる強度低下を軽減するため、梁間には根太を組み入れました。

2階床剛性 01
2階床剛性 02

筋交い

筋かいとは、柱と胴差し・土台などを対角線にそって斜めにつなぐ材のことです。これによって建物が水平方向の力に対抗できるようになり、構造強度が増します。
この筋かいの配置と金物の取り付け方法で得られる強度も変わります。

筋交い 01
筋交い 02

透湿防水シート

外部からの雨水の侵入を防ぐ、高い防水性と
結露を防ぎ、木材や断熱材を乾燥状態に保つ透湿性をもつシートです。
30年以上の事績があるタイベックを使用しています。

透湿防水シート 01
透湿防水シート 02

柱・土台

土台は建物の重さを基礎伝える役割がある構造材で、国産の四寸(12センチ)桧を使用しています。桧は乾燥性に優れ、湿気に強いため優れた耐朽性があります。

柱・土台 01柱は耐久性を長期保持できる、国産芯持ち四寸角(12センチ)の無垢の柱を使います。

柱・土台 02

1.植林や間伐などしっかりと手入れされた山から原木を切り出します。

柱・土台 02

2.原木の太さ・そり・目の細かさなどをチェックし、柱材として合格したものを一次製材。

柱・土台 03

3.温度・時間を管理した最適な乾燥をし、重りをのせ含水率を安定させたのち、二次製材。

柱・土台 04

4.強度基準のヤング係数E-70以上・含水率上限15%を全数検査し基準を満たしたものに印字

柱・土台 05

5.採用している接合金物に合わせてプレカット工場にて精密加工

柱・土台 06

6.伐採した後は苗木を植林し、30年後・50年後を見据えて山を育んでいきます。

柱・土台 07
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