戸建の防犯

防犯フィルムで窓からの侵入犯罪を防ごう 杉並区・アイコーホーム

 

ゴールデンウィークなど長期休暇を取られる時期になると侵入犯罪が増える傾向にありますが、
最近の侵入犯罪の凶悪化についてはテレビ報道などもあり、さらに多くの関心が集まっています。

今までこの街でこんな犯罪が起こったことなど無かったのに・・・と、
現場付近の皆さんは、大変心配をされているのではないでしょうか。

私共へも防犯フィルムやカメラなどの設置について相談が増えており、
この度も既存住宅の窓に防犯フィルムの工事を行いました。

 

今回の住宅は築年数の古いお宅でしたが、雨戸や面格子なども数多く設置されており、
まずは設置のない単体でサッシだけが付いている窓に、防犯性能の高いフィルムを後貼りで貼り付けることになりました。

新築工事の場合は防犯サッシを選択すれば良いのですが、既存住宅の場合はそうもいかず、
サッシごと取替するとコスト的にも増えてしまうので、ガラスの内側に防犯フィルムを貼ることが比較的多いようです。

実際、強盗や侵入犯罪がニュースで報道されたことにより、防犯フィルムの依頼が随分増えて、業者さんでも順番待ち状態とのことです。

住宅の防犯対策を検討する時は、もちろん防犯フィルムだけ貼れば万全というものではありませんが、
やはり玄関・窓・勝手口などの侵入経路としての可能性が高い部分に関して防犯性能を強化しておくことは今後必須かと思います。

また時々このようなお話しを伺うことがあるのは、網入りガラスは防犯性能も高くないのか?というお話です。

残念ながら網入りガラスは防火対策のために入れるもので、防犯性能的には効果を発揮するというよりは、
むしろガラスが落ちずに破りやすいのでマイナス面が多くなると理解していただいた方が良いです。

さて窓に関して言えば、ガラスを破って侵入しようとした場合、どれだけ時間に耐えられるか?によってその結果は大きく違ってきます。

もちろん施錠や補助錠も利用などご家族の防犯意識も大切ですが、
万が一サッシ錠コジ破りなどの手法により窓から侵入しようとしても5分以上の時間を掛けさせ、
犯罪者に侵入を諦めさせるような対策が有効的をされています。

このような観点から防犯性能の高い建築部品には、
CPマークという認証制度もあり、
抵抗時間が5分以上であることが確認された
様々な製品が防犯商品として登録されており、
今回貼り付けたフィルムももちろんCPマーク付きのフィルムになります。

見た目は同じでもこのCPマークによる認証がないフィルムは防犯性能も
落ちてしまうのでご注意ください。

また5分以上というのは何を基準にしているのかと言えば、
関係機関により犯罪を犯した被疑者に「侵入するために、
どのくらい時間がかかったら諦めるのか?」という質問をして
集めた回答データによると「2分以内」との回答が17.1%、
さらに「2分を超えて5分以内」との回答が51.4%だった
との結果に基づくとされています。

 

近年の目だし帽をかぶって防犯カメラの前をどうどうと通り抜けて侵入してくる犯罪者がそれで諦めるのかは定かではありませんが、
少なくとも多くの侵入犯罪にかかる時間は多くても5分以下という短い時間であり、
しかも音もたてずに侵入してくるのだという意識を持っていただくと、
窓の施錠などが本当に大切なことをご理解いただけるのではないでしょうか。

CPマーク基準として、3種類の侵入手口に対して、どのくらい時間抵抗できるのか試験をするようです。

それは①打ち破り②こじ破り③焼き破りという方法です。打ち破りに関しては1分間耐える、
その他については5分間耐えるというのが基準です。

犯罪者が浸入するための時間ですから、引違窓のように錠の部分だけ壊して空けられるのと、
人が入れるくらいガラスを壊さなければいけない窓ではその意味も少し違うかと思います。

また、防犯フィルムの厚みやガラスの厚みにもいくつか種類があり、その組み合わせによるところもありますが、
結果としての抵抗時間が必要との内容になっています。

いずれにしても、CPマークの付いた防犯フィルムを後貼りすることで窓の防犯性能があがることを
ご理解いただけたかと思いますが、先ほども触れていますが大切なこととして、

必ず窓は施錠をする。さらに補助錠も施錠することが大切です。

理由は窓1ヶ所開けるのに5分以上の時間がかかるといっても数分の話しです。
物音をさせずに破る方法もあるとのことです。そうなった時にメインの主錠を開けただけで侵入できてしまってはそれだけのことです。

ここで補助錠が他にもありさらに時間がかかるということで心理的に犯罪者も諦める可能性が高くなるということなのです。
玄関ドア・勝手口も同様ですが、ご家族の皆さんが同じ意識で生活されることで、
侵入犯罪にもし狙われても逃れられる可能性が高くなってくるのです。

近年では住宅の断熱性能を上げるために窓などの開口部についてもリフォーム用の補助金が用意されていますので、
窓の断熱性能を上げることと合わせて防犯性能の向上を目指してみてはいかがでしょうか。

ページトップへ