設計スタッフの徒然話

国産材の木材を使って、日本の森林を守ろう。

 

先日、長野市まで地下室工事の研修に行ってきました。
新しい工法について、その内容や施工方法などをしっかり勉強させてもらいました。(詳しくはスタッフブログでどうぞ(^^ゞ)

さすがに長野まで行くと、雄大な山々の姿は気持ちまで大きくさせてくれるような心地よさがありますね♪
話しは変わりますが・・・最近、山々の景色を見るとふと想うことがあります。

日本にはこんなに沢山の山々や樹木があるのに、
何故?建築に使われる材木は外国から輸入されたものが一般的なんだろうと・・・。

色々話しを聞き学んでいくと、今日本の山々(森林)は危機に直面しているそうです。

たぶん皆さんが想像されるのは、森林伐採で荒らされた姿が頭に浮かぶのだと思いますが・・・、

実は逆で、森林が手入れもされずに荒れ放題になっているからだ・・・というのです。

過去に植林された人工林が、遠くから見た美しい景色とは裏腹に、間引きもされず
密集し過ぎた樹木がお互いに栄養を奪い合い、光の当たらない地面は下草も育たずやせてしまう。

そしてそんな山からは雨が降るとすぐに土砂が流れ出し、
最悪大規模な土砂崩れなどの災害に発展する可能性があるということです。

人工林の割合は、今や天然林の蓄積を追い抜き58%にも達します。

植林された人工林は人手によって手入れが欠かせないのに、

林業従業者の激減や搬出費用の高騰によりそのままほったらかしにするしか手がないのが現状です。

私の知り合いにも「いい木があるんだけど、山から出すのにお金が掛かってね・・・」と残念そうに話す人がいました。

現在では住宅建築などに積極的に国産材を使おうと取組んでおられる工務店さんも少しづつ増えてきているようです。

木材製品の流通のことやらコストのことやら解決しなければならないことは色々ありますが、

実は・・・今そうした国産材を使えないかと思い弊社でも準備を始めました。

日本の家を国産の木で造る♪地産地消という考え方もすごく大切な事だと思います。
そして何よりもいい森林は二酸化炭素(CO2)を吸収し、空気を浄化して人間に潤いを与えてくれています。

 
そして木々に吸収されたCO2は、材木で使われている間も蓄え続け
燃やされるまで排出されません。
 
そんな森林や木々を無駄にすることなく、大切にしていきたいと思います。

できる事に限りはありますが、私たちはもっと多くのことを学び、
子供たちの未来へつなげる努力をしていきたいものです(^.^)

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