設計スタッフの徒然話

明けの明星、宵の明星

こんにちは、設計企画課の橘田です。

みなさん、『明けの明星』『宵の明星』をご存知ですか?
どちらも金星の事を指すのですが、明け方の東の空に見えるのが『明けの明星』。夕方の西の空に見えるのが『宵の明星』です。
金星は地球よりも太陽に近く位置するので、実は太陽の方角にいつも見えているのです。
ただ太陽の光が強すぎるので、太陽の隠れる日の出前の明け方か日没後の夕方にしか見ることができないのです。

丁度、太陽-金星-地球が一直線に並んだ日を境に、『明け』と『宵』が変わります。
今年は1月と10月にその変更の日がありました。
今は太陽に向かって左側に金星が見えるので、日没後西の空を見ると『宵の明星』を見ることができます。

その輝きは星の中では最高と言われています。最大光度は1等星の170倍で、明るさの残る空の中でも一際目立ちます。
理由は地球に一番近く、太陽の光を85%も反射しているので、大変明るく輝くのです。
そのため古来より愛と美の女神にちなんで、アフロディーテやヴィーナスと呼ばれているのです。

ところが実際の金星の環境たるや最悪です。
地球と大きさも質量も良く似ているので、太陽からの距離が地球と同じくらいであれば地球のような環境ができたかもしれません。

実際は、気圧は90気圧、太陽のエネルギーは地球の2倍、地表を二酸化炭素が覆い、
厚い大気に覆われた地表温度は、温室効果で480℃上空は硫酸と硫黄の雲が時速360kmで動き回っています。まるで地獄絵図です

そうと知りつつも、明け方や夕方に姿が見えると、月とは違う神秘さに心奪われる橘田でした。
是非日没後西の空を見上げて、『宵の明星』を探してみてください。

金星
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