ちょっと・・ひとり言

被災建築物応急危険度判定員の研修に参加


こんにちは。

先日は東京都が主催する被災建築物応急危険度判定員の研修に参加してきました。

耳慣れない言葉でわかりずらいと思いますが…大きな震災が発生した時に二次災害を防止するため、

地震発生後できるだけ早く短時間で、建築物の被災状況を調査し当面の使用の可否を判断する人のことです。

熊本地震でも大勢の方々が現地入りしたと伺っています。

今回、判定員募集の理由は、震災規模や範囲にもよりますが、行政庁職員さんだけでは対応が難しい状況で、

被災地の方々も動けない中、判定員が不足する可能性があるためと伺いました。

例えば東京都内の戸建て住宅は約179万戸(平成25年)、

また、杉並区内の戸建て住宅も約8万戸を超える棟数になります。

当然、他エリアからの応援・協力が必要になる可能性が大きいとのことです。

もちろん判定に必要なスキルが必要ですから建築士資格を持っている人ということになります。

私も熊本の益城町を視察させていただき、住宅建築に携わるものとして改めて責任感を感じ、

微力ながらお役に立てることがあるかもしれないと想いたち応募してみました。

被災建築物応急危険度判定員
研修は500名募集で2回開催とのことでしたが、

満席の会場では、東京都職員の方や東京大学名誉教授の方の説明があり、

建物の応急的危険度の判定方法や流れについて具体的に教えてもらいました。

目視による判定ということもあり正直難しさも感じた次第です。

しかしながら、教わった内容と実際との違いに難しさもあるかと思いますが、人の命にかかわる大切な任務だと実感しました。

本当にそんな日が二度と来ないことを願うばかりですが、住まいの耐震性について更に深く考える良い機会となりました。

今までも長期の耐震性については大切に考えてきたつもりでしたが、

改めて、住まいの耐震性向上について、見直しを含め探求していきたいと強く感じた研修会でした。

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