ちょっと・・ひとり言

洗濯物の室内干しで考える、住宅設計の工夫や室内環境

 

住宅を設計するうえで、外部の環境には大きな影響を受けます。
例えば緑の多い自然豊かなエリアと隣りの家と近接するような都市部とでは、
窓の大きさや配置を含め、その他色々と違いが出てきます。

そんな中、先日たまたま見ていたテレビ番組の天気予報で、
大雪がおさまる代わりにpm2.5の濃度が西日本を中心に濃くなると予想されていました。

そろそろそんな季節なんだなと思うと同時に、杉やブタクサなどの花粉をはじめ、
中国方面から飛来するpm2.5や黄砂による空気汚染で
大勢の方々が困っていることも耳慣れするほど恒例となってしまいました。

本来であれば窓を全開にして暮らしたくなるような季節や環境でも、
様々な不安から窓を開けることができないようなケースが増えていることもあり

気温などによる省エネ問題と別に、大気汚染や季節ごとに飛散する花粉問題など
エリアによる違いだけではなく、外部の環境により
住宅の設計に影響が出始めています。

特に健康問題として考えると、私自身でもアレルギーを持っているのでその辛さは実感できます。
できることならせめて我が家にいる時は安心して生活できるよう
住宅の室内における空気環境を整えるようなことができればと願うものです。

室内空気環境を整えるという意味では、近年そのような微細粒子を除去する空気清浄機や
エアコン等の空調機の利用もあるかと思いますが、

そのような意味で、住宅設計において可能な工夫として
近年、室内干しをしたいので干せるようなスペースや器具を取り入れたいとのご要望が増えてきています。

まずは、ウィルスを含め外から部屋の中に持ち込まない工夫が大切なのではないでしょうか。

玄関脇にシューズINクロークなどをつくり、コート類などをそちらに納めてから室内に入れば、
上着についた花粉や菌などを室内に持ち込まなくて済むようにもなります。

そのような収納を整えたうえで、更に手洗いを含め体についたホコリや菌を洗い落とす
手洗いや洗面設備などの玄関配置、もしくは可能であれば浴室へ最短で直行できるような動線も良いと思います。

しかし、せっかく洗濯して綺麗になった洋服でも、外に干してしまえば
花粉やホコリなどを室内に持ち込むことになってしまいます。

洗濯物を乾燥機で乾かすことや、外気に触れさせないよう室内に干すことが
あらためて
有効な手段として注目されているのかと思います。

少し違う側面ではありますが、近年では夫婦共働きで一日留守になるご家庭も増えた為、
夜に洗濯をして干すなど、防犯という意味合いも含めて、洗濯物を外に干したくないので、
室内に干すスペースが欲しいというご意見もあり、

同様に上記のように花粉症などに悩まれ室内干しができる
スペースを設計段階で希望されるご家族が増えてきました。

洗濯物が室内で干せる天井設置用の室内干し用金物や、
ハンガーパイプのような設備を室内に設置すれば良いのですが、
洗濯物がそれなりの長い時間に室内干しでぶら下がっているので、
リビングのような常に人がいるスペースなどでは、見栄えが気になったり、
通行や移動の邪魔にもなったりすることもあります。

設計段階でできる工夫としては、たとえば2階の少し広めの共有スペースで室内干しをしたり、
洗面室に繋がる室内干し専用スペースなどが設置できればが家事移動も少なくなりたいへん魅力的です。
ついでに洗った洗濯物をハンガーからそのまま使える、またはアイロン掛けなどができるスペースや
もしくは夫々のご家族用の衣類収納スペースがあっても良いと思います。

健康的に生活するためにひとつのスペースを複数の使い方で有効に利用することも住宅設計の大きな要素と考えます。

更には室内干しをする場合には、洗濯物から出る湿気についても考える必要があります。

換気計画を検討したり、除湿器などの空調機器を利用することもひとつの方法ですが、
漆喰を壁に塗り、その調湿効果によって湿気対策をすることも可能です。

さらに有効な手段もあるかと思います。
新築や改築の時などに検討されてみてはいかがでしょうか。

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