今、地球環境を守る為に、国も様々な取り組みを行っておりますが、そんな中で今注目されているのが、自立循環型住宅というものです。
自立循環型住宅とはエネルギー消費50%削減を目指し、ひとつひとつの手法は小さな対策ですが、数多くの住宅で講じられれば全体として削減率が着実に増えていくものとして期待されています。
快適な暮らし易い住まいを実現しつつ、省エネルギー効果のある設計手法や配慮事項が13要素技術の手法として紹介されています。
01:自然風の利用
02:昼光利用
03:太陽光発電
04:日射熱の利用
05:太陽熱給湯
06:断熱外皮計画
07:日射遮蔽手法
08:暖冷房設備計画
09:換気設備計画
10:給湯設備計画
11:照明設備計画
12:高効率家電機器の導入
13:水と生ゴミの処理と高効率利用
の以上13点です。
理解しにくいものもありますが、決して大きなコストが掛かるものばかりではありません。今後内容についてご紹介していきたいと思います。
最近注目を集めている蓄熱式暖房のシステムのお話をしましょう。
「蓄熱式」は深夜電力を利用して夜間、蓄熱材にヒーターで熱を蓄え、翌朝から徐々に熱を放出して、床を暖めるタイプや、床下のコンクリートにパイプを通して、温風や温水を循環させて蓄熱するタイプがあります。
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いずれも電気料金が割安な深夜電力を利用できることがメリットです。
一般的に利用している従量電灯料金を比べると、深夜電力の料金は3分の1と経済的です。
また、熱源を深夜電力に限らず、灯油、ガスのほかに昼間の太陽熱(ダイレクトゲイン)も積極的に利用する蓄熱タイプもあります。
また、蓄熱式暖房の多くは輻射熱を利用しています。熱はものが離れていても伝わります。たとえば、たき火や太陽の熱。これが輻射熱です。輻射熱は人の皮膚の奥にある温点を刺激するので、温度が低くても暖かく感じます。
●蓄熱式電気暖房機
燃焼部を持たないため、空気が汚れません。
水蒸気が発生しませんので、結露の原因となる温度差が少なくダニやカビの発生
を防ぎます。また、構造上シンプルなので、故障しにくい。
では、同様に蓄熱式の床暖房について説明しましょう。
●蓄熱式床暖房
蓄熱システムについては、先述で説明しましたとおり、深夜電力を利用するため
に経済的にもオトクです。
そして、床暖房。今、皆さんが最も興味のあります設備の一つだと思われます。
床暖房の大きな特長は、輻射熱と伝導熱によって、足元からぽかぽかの暖かさが
全体に伝わり広がることです。
たとえ、室内の温度が低くても、暖かく感じることができるのです。
これなら、室内の上下の温度がほとんど生まれることなく、「頭寒足熱」で
人にとって優しい環境が保てるのです。
また、暖房器具を室内に設置する必要がありませんので、部屋を広く使う
ことができます。
他にも利点として、
・ 空気の汚れる心配がない
・ 騒音の心配がない
・ 空気の乾燥し過ぎることがない
などがあげられると思います。
頭寒足熱とは:通常、暖かい空気は天井部にたまりやすく、足元には冷たい空気がたまりやすいのです。
これでは頭は暑くてボーッとしてしまい足元は冷えてしまいます。
ですから、頭が寒く足元が暖かいことが、良い環境だといえるでしょう。
人は冬の寒さを和らげるために、暖房設備を住宅に取り入れました。いろりはもっとも初期の暖房設備です。いろりを囲んで家族が集い、暖をとり、食事を楽しむなど、いろりのある部屋は家の中心の重要な場所を占めていました。
つまり、火のあるところに人は集います。いろりが人と人を結びつける役割も果たしていたものです。
いろりから始まって、現代の暖房設備はどういったものがあるのでしょうか。長所・短所を比較することにしましょう。
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一言で暖房といっても、エアコン・灯油ストーブ・電気ストーブなど、その種類もいろいろです。最近では、その機能や特徴も個性的ですが、十分に生かされていないこと
もあるようです。家族の健康のためにも、そして経済的にも、賢い暖房機器の選び方をするため、簡単に比較してみましょう。
●灯油ストーブ(反射式ストーブ)
利点:遠赤外線による輻射式なので部屋全体を暖めることが出来ます。
火をつければ、比較的短時間で部屋を暖めることが可能です。
灯油が安価なため、ランニングコスト(維持費)が経済的です。
欠点:灯油を燃焼するので、空気を汚します。そのため、1時間ごとの換気が必
要となります。
火を使うためにヤケド・火災などの心配が全くないとはいえません。
●石油ファンヒーター
利点:利用場所に応じて手軽に設置できます。また、室内全体を暖める強力な
暖房能力を待っています。
欠点:こちらも、灯油を燃焼しますので、空気を汚します。1時間に1回も換気が必要となります。火を使うためにヤケド・火災などの心配が全くないとはいえません。強制排気方式を利用すると二酸化炭素の心配がありません。
●電気ストーブ
利点:手軽に持ち運びができるので、台所や脱衣室といったスポット暖房として効果的。また遠赤外線ヒーターにより、体の芯から暖めます。
欠点:小型なタイプが多いため、部屋全体を暖めるのは不向きです。物が落ちてこげたりすることがあります。
本体自身がコンパクトなので、つい気が緩んでヤケドや物を焦がすこともあるようです。
●エアコン
利点:燃焼系の暖房器具ではないので、空気が汚れず、結露がしにくい。
欠点:空気が乾燥しやすいため、喉などの呼吸器官を痛めやすい。また、静電気が起こりやすくなります。
今では、各種高性能な製品が開発され、マイナスイオンを発生させるものもあります。
●オイルヒーター
利点:温風が出ないので、空気を汚すことなく、ホコリやチリなどもまき散らさない。音が静か。
欠点:電気代が少々かかる。器具が比較的大きいため、移動が大変である。大きいので置き場所を取る。
簡単に比較してみましたが、どれも欠点が少なからずあるようです。では、暖房機器を選ぶポイントを上げてみましょう。
暖房機器を選ぶ5つのポイント
1.快適さ
2.取り扱いやすさ
3.清潔性
4.安全性
5.経済性
これらを踏まえて、住宅内の各場所において適切な暖房機器を設備する事が好ましく、すべて同じ器具を設置するのではなく、用途に合わせて利用する事で、より快適で経済的な生活が可能です。
冬の様子も最近では地球温暖化の影響や暖冬などでだいぶ変わってきましたが、スキーなどの楽しい遊びもいっぱいで風情が人々の心を和ませます。日本の冬は素晴らしい季節なのです。
ところが、手ばなしでこの季節を喜んではいけません。
雪の便りが聞かれるようになり、寒さが身にこたえるようになるこの季節に、思いがけない方々の悲しい知らせが多いのも事実です。
外が急に冷え込んでくると、部屋を暖めるために暖房を少し高めに設定し、部屋の温度がいつもより高くなってしまうことが多いようです。このような中で風呂場において倒れる方がたいへん多くなります。
お風呂に入るために暖かい居間から冷たい廊下・洗面所へ出て、そして、お風呂に入るために衣服を脱ぎます。今まで、暖かい場所にいて、その温度に慣れていた体は、低い温度にふれて、体の熱を逃がさないように血管が一気縮みます(体がブルブルとなります)
そして風呂の熱いお湯を掛け湯してお風呂につかるわけです。このような時に体に異変が起こり倒れる方が多いそうです。
そこで、皆さんに良く理解して欲しい事があります。
大変危険なのは、部屋の温度差がとても大きくなっていることです。裸の状態では、身体もビックリしてしまうのは当たり前のことです。これをヒートショック現象といい、血圧の急激な変動や脈拍の急増により脳卒中や心臓病といった命をも落としてしまう結果になることもあります。
このような、浴室で倒れる事故件数が年間で1万件を超えると報告されています。特に12月~2月といった寒い時期に多く発生しています。これは、お年寄りの方や高血圧症の方が比較的多いのですが、若い方でも条件次第では起こりうる事故なのです。
(グラフは厚生労働省HPより)
< ?xml:namespace prefix = o ns = "urn:schemas-microsoft-com:office:office" /> 浴室の事故に限らず、冬の死亡原因で多いのが脳卒中を含む脳血管系の病気です。実は年間に13万人もの方が脳血管疾患で死亡しており、その60%以上の方が冬の寒い季節に死亡されています。(平成11年調べ)。
脳卒中の最大の原因はなにか?脳卒中の最大の敵は寒さです。では、なぜ寒いと脳卒中になりやすいのでしょうか。
前にもお話したように、人間の体は寒いと血管が収縮して、血圧が上がります。そのため、血管に多くの負担を掛け、血管の弱いところで事故が起こるのです。
つまり、外気など、冷たい空気に触れことによって、血管は急激に収縮し、これが血管を破ったり、詰まったりする原因となるわけです。
深夜に目が覚めてトイレに行く時や、寒い冬に外出される時などは特に注意が必要です。
日本の家においては、冬の時期でも各部屋の温度差の少ない環境づくりが大切です。生活する部屋だけを暖房する方法は血圧の高い人にとっては自殺行為にも等しい事なのです。
今、既存のお宅に住んでいる場合は、洗面・脱衣・浴室・トイレ・などに暖房を設置することをお勧めします。例えばオイルヒーターなどは燃焼タイプではありませんので、空気を汚さず・火災やヤケドの心配もなく、お子さんやお年寄りにも安心です。
このような器具を利用し、部屋や廊下などの温度差を少なくする工夫が大切です。
住まいの中で、キッチンは毎日の食事を作るとても大切な場所です。
設備や製品としての機能も大切ですが、生活動線や家族とのコミュニケーションを考えたレイアウトも重要です。< ?xml:namespace prefix = o ns = "urn:schemas-microsoft-com:office:office" />
プラン作成のヒントとしてキッチンの基本のレイアウトをご紹介します。
■I 型キッチン
最もシンプルで一般的な形状です。種類や大きさも豊富なので、スペースに余裕がない場合等にもおすすめです。作業の動線が直線になるので、あまり長いと、効率が落ちる場合もあります。
■Ⅱ型キッチン
< ?xml:namespace prefix = v ns = "urn:schemas-microsoft-com:vml" />シンクとコンロを平行に配列する形状です。作業動線も短く出来て、作業面積、収納面積も多くとれます。作業のことを考え2列の間の通路は余裕が必要です。
■L型キッチン
I 型の次に多い形状です。三角形のような動線になり、使いやすい形状です。収納スペースの十分な確保には工夫が必要です。
■U型キッチン
調理面積が広く取れ、作業のしやすいレイアウトですが、設置するにはかなりのスペースが必要です。L型同様、コーナー部分をデットスペースにしない様工夫が必要です。
■アイランド型
名前の通り、シンクやコンロを壁から離し島(アイランド)のように配置する形状です。広々としたキッチンになり、家族での調理やホームパーティー等に向いています。
(※コンロやシンク等の配置はイメージです)
窓は通風や採光といった大切な役割がありますが、外観の印象を左右する重要なポイントにもなります。窓にはどのような種類があるのか?基本の種類をご紹介します。
(メーカーによって名前が違う場合があります)
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●引き違い窓
左右両側から開けることのできる一般的な窓です。掃き出し窓や腰窓、出窓など、さまざまなところに使用されています。
●上げ下げ窓
2枚の窓を窓枠にそって、上下にスライドさせて開閉するタイプの窓です。最近はガラスのお掃除なども部屋内よりできる便利なタイプがあります。
●フィックス窓
開閉できないガラス窓。採光が主な目的の場合に用います。はめ殺し窓ともいいます。形やサイズもかなり多くの種類があり、通風はいらないけど採光はほしいというような場所に使います。

●滑り出し窓
左右の窓枠に沿って滑り出す〔縦すべり窓〕と、上下の窓枠に沿って滑り出す〔横すべり窓〕があります。通風をしながらもデザイン的に特徴を出したい時に良く使われています。
●内倒し窓
窓の下枠を軸に部屋の内側に倒すタイプの窓。上下を軸に外側に開くタイプは〔押出し窓〕と言います。
●ルーバー窓
細長いガラスの板が水平に並んだ形で、ブラインドのように角度を変えることで開け閉めができる窓です。洗面所やキッチン等換気が必要な場所に良く使われています。
ここにご紹介したのはごく基本的な窓の種類です。
この他にも、様々な機能や形の窓があります。窓を選ぶ際には、外観、内観とのバランスやインテリアとの調和を考慮することを忘れずにしましょう。
内閣府の防災担当ホームページでは表層地盤のゆれやすさ全国マップが公表されています。地震の揺れの大きさは、「地震の規模」「震源からの距離」「表層地盤」によって決まるそうですが、この表層地盤の固さを示したのがこのマップです。
これは全国一キロ四方ごとの揺れやすさを色分けしたもので、地盤のぜい弱さが全国規模で詳細に図示されています。
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http://www.bousai.go.jp/oshirase/h17/yureyasusa/tokyo.pdf
近年各地で大きな地震が頻繁に起き、耐震性や免震技術などに対する関心も高まっていますが、まずは地盤の様子をこのホームページで確認してみるのも大切なことではないでしょうか?

実際には地盤調査などを実施して、その土地特有の性質を見極めて適切な基礎を設計することが大切ですが、その予備情報としてぜひご確認ください。
引越しや大掃除の時期になると私達の日常には様々な物が溢れていることを実感します。収納場所に悩み「余計な物は買わないようにしよう。いらないものは捨てよう。」と思うのですが、なかなかうまくいかずにお困りの方も多いかと思います。
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因みに住いに対する不満度を調査してみると、1位になるのがいつも収納に関することのようです。
快適に暮らすためには、適切な収納場所や収納方法の計画は欠かせません。暮らし方や使い方を見つめ直して、現状に捉われずに収納方法を計画し直してみましょう。
収納に関する不満の代表的なもの
① 収納の量が足りない。
概ね1件の家に必要な収納スペースの量は、床面積の15%以上であると言われています。例:30坪×0.15=4.5坪(9帖)程度の収納が必要。もちろんこれはキッチンや洗面台などの収納スペースを含めてのことです。居室の広さとバランスの取れた収納スペースを計画しましょう。
② 使いたい場所に収納が足らない。
使いたい物が使う場所にない。いちいち離れた場所から持ってくるのは家事の負担を大きくするものです。しかも面倒なために出しっ放しにもなりがちです。「その収納には何を納めるのか?使いたい場所に収納する」を基本に収納を計画することが大切です。
③ 収納が取り出しにくく、使いづらい。
手前にある物や上に積み重なったものをどけてからでないと、必要な物が出てこない。このような収納方法では手間も掛かるし時間の無駄です。下手をすると捜す前に新しいものを買ってしまうなど様々なロスが発生する可能性もありますし、場合によっては出し入れの際怪我をすることさえあります。クローゼットの奥行きやすぐ取り出せる収納方法を工夫することが大切です。
●二世帯住宅のすすめ< ?xml:namespace prefix = o ns = "urn:schemas-microsoft-com:office:office" />
1920年、インドで狼に育てられた二人の少女の話が一時大きな話題になりました。
この少女達(推定一歳六ヶ月のアマラ、推定八歳のカマラ)は、発見者であるシング牧師の孤児院で育てられることになりました。本来なら獣の餌食になるところを狼の母性本能が働いたのか、奇跡的に狼に育てられました。
しかし、この赤ちゃん達はまさしく狼の子供として育ち、保護されてからも四本足で走り、地面に置かれた食器にじかに口をつけて飲み食いしたそうです。死んだ鳥の肉を貪り食べ、夜になると活発に目をぎょろぎょろさせて、遠吠えします。残念ながら発見されてからアマラが一年足らず、更にカマラは九年間ほどで亡くなってしまいました。カマラについては九年の間に少しずつ人間性を取り戻しますが、推定17歳で亡くなるまでに3~4歳の知能程度しか発達することができなかったようです。
これは本来人間であっても自我が発達する前に、狼に育てられてしまうと、人間の姿をしていても、狼のようになってしまう怖い話の一例です。環境によって本来得られるべき能力が発揮できないことをこの事例から推測できます。
つまり潜在能力は持っていても、人間が高度な人格を育むためにはそれなりの環境と、年齢に応じた教育が必要ということかと思います。
赤ちゃんの頃は右脳で行動します。右脳は感覚やイメージの脳です。成長するにしたがって親の言葉を左脳で覚え、言葉で物事を考え人間として行動するようになります。
事例のように人間性を育てる左脳が発達する時期に、狼に育てられた場合、人間の赤ちゃんでも自分が狼であると思い込んで成長することは想像ができます。人間は成長の過程で多くのことを身につけます。特に赤ちゃんの頃の経験は非常に大切です。
赤ちゃんの脳の成長する時期に愛情を一杯受けて育った場合と、寂しく育った場合を比べてみると人格形成に大きな差が出るのはよくお判りいただけると思います。大家族でにぎやかな愛情のある環境こそ赤ちゃんが成長するには最高の場所です。
人間は、更に高度な能力を必要とされる社会に住んでいます。子供も頃、集団生活になじめない環境で生活すると、学校や社会に出てからすごいストレスを感じます。
人間社会は、年齢に応じて身についていかなければならない多くの事柄が待っています。
ごく自然にストレスを感じないで社会人として成長するために、子供の頃の環境は特に大切なのだと思われます。
何もしないでも子供がすこやかに育つ環境や、自分が高齢になった時にも幸せに暮していけるためのひとつの考えを住宅造りの中に取り入れることができます。
家庭の中で、社会に出た時の様々なストレスに対する対応力ができていれば、戸惑うことなく対処できます。
大家族で住むことによる生活習慣が社会性や人間関係に対応できる能力を養ってくれます。
多くの負担があっても、幸福な家族を創るカギを握っているのが若奥様です。
家族の成長に合わせて社会で適応できる力を与えてくれ、高齢者になっても安心して幸せにくらせる二世帯住宅をぜひ、若奥様に考えていただきたいと思います。
●二世帯住宅における ~プライバシーの考え方~
二世帯住宅の場合、実の親子以外は赤の他人です。実の親子である場合にはあまり遠慮はいりませんが、お嫁さんや養子さんである場合は他人と同居すると考えて、ある程度のプライバシーも必要になってきます。
プライバシーの問題として注意しなければならないのがトイレ、洗面、浴室です。
同居型二世帯住宅の場合のトイレは一ヵ所でも生活できますが、最低二ヵ所は欲しいところです。朝の出かけにトイレが少なくて不自由するのでは困ります。
洗面も朝、出かける前に洗髪する人がいるような場合は、複数の洗面台が必要な場合もあります。またトイレに小型の洗面化粧台を設置することで洗面や歯磨きを済ますことも可能です。水周りは応用がきくようにしておくと困りません。
同居型二世帯の浴室も一箇所で可能です。肝心なのは考え方で、家族仲良く暮すことを優先した場合は、なるべく多くの家族が触れ合う機会や、会話できる場所を生活の中に考えてみるべきです。
たしかに、便利さと合理性だけを考えてしまうと、トイレや洗面や浴室の数はたくさんあるほど便利です。
しかし、社会にでてから、ある程度のストレスに対応できる能力を子供に学習させたい場合はあえて、便利さだけを追求することは逆効果なのかもしれません。
また、人は誰でも年を取り、体が弱くてなっていきます。トイレ、洗面、浴室の床の段差をなくすことが当たり前になってきました。高齢になっていくと、わずかな段差でつまずいて転びます。体が弱くなっても、トイレや浴室はなるべく一人でできるように床の段差をなくすこと。廊下の幅を広く取ること。トイレや浴室などの出入り口の幅をなるべく広くすること。動作に合わせて、廊下、洗面、浴室、トイレには手すりをつけることで高齢者の方のプライバシーにも考慮していただきたいと思います。
●二世帯における家族円満を考える
二世帯における生活設計を始める時に、まず決めなければならないのは、それぞれの家族がどのような生活を考えているのかを明確にしなければ間取りが決まりません。
完全二世帯で全くお互いを干渉しないで、あくまでも二件の世帯が隣にあるだけの場合を考えてみましょう。
両親が若くて夫婦二人が現役で働いている場合には、時間的すれ違いもあって、たまの休日にふれあいを持つ程度の感覚で良いと思います。
無理に同居型の二世帯住宅にして、生活リズムが違うことによって、ストレスを発生させるより干渉しないほうが円満です。
はじめは分離型の二世帯住宅にして両親が仕事を引退したときに、お互いの住宅を行ったり来たりできるように、入り口を作ったり、間仕切壁を撤去して単独型に近い二世帯住宅に改装することもできます。
はじめから単独型の二世帯住宅を考える場合は、お互いの生活時間を明確にして、少しでも負担が軽くなる配慮が必要です。
夜勤のご主人がいる場合や、夜遅くなる仕事の場合は、台所や浴室、トイレの水の音が深夜に良く響いています。水道管や配水管はつながっていますので、夜間周りが静かになってからの音は思った以上に気になります。
くれぐれも寝室近くには水道管が配置されない間取りを考えたいと思います。家族円満のためには、設計の段階から細やかな気配りが必要です。特に視覚的にストレスが発生しないか。音の問題は大丈夫か。タバコや臭いの問題はないかよく考えてみたいものです。
住宅は家族が明るく楽しく過ごす場所です。家族の絆を深めるために何か考え、形にしたいのかはっきりわかるような家にできたらよいと思います。
●二世帯住宅における節約する方法
二世帯住宅を購入する場合に限って、もったいないと思うのは、二世帯住宅がうまくいかなくて、一緒に住まなくなることや、転勤などで大きな住宅に住む人が少なくなってしまうことです。
二世帯住宅でお互いの関係が気まずくなって家庭不和になったのでは泣くに泣けません。
そんな不幸を回避するには、お互いがどんな生活がしたいのか、どんなことをしたくないのかはっきりした上で、家族全員が納得できる形を見つけることです。
希望が多くて多少コストアップになっても、不満を持って破綻を迎えるよりは比べ物にならないほど経済的です。
単独世帯の住宅と違って住む人が多いのですから、多くの考えが出ます。そこでしっかり納得できるまで話し合いましょう。妥協や我慢を前提にすることはお勧めできません。
さらに住宅は家族の変化によって将来の形も変わります。5年後や、10年後、15年後のことを考えた計画も将来の出費を控えます。
今後、家そのものの寿命も大幅に伸びています。建て替えなくても、臨機応変に対応できる綿密な計画を持って望みたいと思います。
将来単独世代になったときには、開いている部分を完全に独立させて賃貸する方法もあります。
●ストレスをためない二世帯住宅づくり
二世帯住宅を考えた場合、両親の期待は孫とのふれあいが増える事。病気や何か起きたときに面倒をみてもらえる事。留守の時に家を頼めることなどがあります。
若夫婦の期待と言えば、子供の世話をみてもらえる事。生活費の負担が軽くなる事。奥さんが働きに行っても、家事を手伝ってもらえる。このようにはじめから、双方の考えが異なっています。
そのため、期待していたことが思うように行かず双方の不満がつのります。
はじめから考えが違いますからうまくいかなくて当たり前なのです。休日の過ごし方や親戚友人との付き合いも違います。
うまくいかない前提に立ってお互いの生活を設計すれば問題が少なくなります。
自分たちのエゴをよく理解するとともに相手の期待も知って、自分たちの期待は最小限にすることが肝心です。
●姑さんと若奥さんが仲良しになる家造り
昔、学生時代に夫婦の味の話を聞きました。
20代の夫婦の味は、こってりした中華料理の味。30代の夫婦の味は、ボリュームのある西洋料理の味。40代の夫婦の味は、日本料理の味。50代の夫婦の味は水の味。60代の夫婦の味は無くては生きていけない空気の味だそうです。ちなみにその時教授は60代で奥さんがいなかったら生きていけないと言っておられました。
夫婦の状態を「味」で言ったものですが、年齢に応じて好みも食事の内容が違うことにも理解しておかなければなりません。
一般に若夫婦はこってりした中華や西洋料理が好みです。両親は和食を好む傾向です。
食事の時間や片付け、起床時間や睡眠につく時間もまるっきり違います。
選択時間や子育てに対する考え方もまるで違いますから、若奥さん姑さんが良い関係を築くには初めからきちっとした分担や約束が大切です。お互いの求めるものが違うわけですから、そこを理解して生活しなければ、良い関係ができません。
●家族が伸びやかに心身とも健康に暮らすための家づくり
二世帯住宅には大きく分けて4タイプがあります。
①完全分離型…玄関・水回り設備とも2ヵ所ずつ設けて、生活空間を全て完全に分離したタイプ。
左右型 Aそれぞれの世帯共に1・2階を使った間取りをくっつけて連続にする方法があります。もちろんそれぞれに階段もあります。生活時間帯が世帯によって違う場合はこちらの方タイプが良いですが、階段がある為に将来親世帯が2階を使用しなくなる可能性もあります。
B外階段を作り、例えば1階を親世帯、2階を子世帯というように上下に住み分けタイプです。生活時 間帯がほぼ同じであれば問題ありませんが、場合によって物音に対しての配慮が大切です。
②部分共用型…水回り設備(トイレ・浴室・キッチンなど)を共有する、もしくは水回り設備は分離してリビングを共有するなど生活空間の一部を共有するタイプ。
③完全共用型(同居タイプ)……玄関を一つにして、寝室や個室以外のスペースを全て共用するタイプです。水周りのトイレや洗面、浴室、キッチンが一つの場合もあれば複数設置する場合もあります。
このうちのどのタイプの二世帯住宅にするかは、それぞれの考え方によっても異なりますし、息子夫婦と同居なのか娘夫婦と同居なのかによっても選択方法は変わります。
娘夫婦と同居の場合はキッチンが一つであっても実の親子関係なので問題が少なくなります。
息子夫婦と同居の場合は、キッチンを分けて考えないと姑とお嫁さんの間がしっくりいかなくなります。
しかしながらそれぞれの食事の時間が違えば一つのキッチンで事足りる場合もあります。
日本の住宅が時代の流れの中で大家族制から核家族になる傾向があります。
基本的に二世帯住宅を考える基本は触れ合う機会、時間をどのようにしたいか、プライバシーをどのように保ちたいかのバランスを良く考えることです。子育てになるべく効果的であること。
お互いがスープの冷めない距離で楽しく暮せる家づくりを実現するのもよい方法です。
当社のある杉並区は都内でもたいへん犯罪が多い地域であり、侵入窃盗では1119件(8月末現在)で都内ではワーストNO1の地域だということをご存知でしょうか?
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ほぼ毎日、区内のどこかで空き巣などの浸入窃盗が行われています。
区や警察では、防犯の呼びかけやリアルタイムで情報を流すなど防犯に力を入れているようですが、なかなか減らないのが現実のようです。
当社では先日、防犯アナリストとして著名な梅本正行先生の防犯セミナーを受講しました。
以前より防犯について取組みを始め、セキュリティアドバイザーの資格取得や現場検証など色々と教えていただき、この度もスタッフ数名で参加し更に知識を高めることができました。
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梅本先生曰く、道などで起こる犯罪は個人の責任範囲ではあるけれど、住宅の中で起こる犯罪については、個人はもちろんだけれども住宅会社にも責任があるのではないか?ということで、たいへん気の引き締まる思いです。
世間でも犯罪に対する不安が大きくなり、ようやく近年になり防犯住宅がクローズアップされてくるようになりました。
この防犯住宅と呼ばれるものの大半は、面格子や防犯ガラスなど「モノ」をつけて防犯住宅と呼ばれ、かなり棟数も多くなってきたようです。
しかし・・・実は、ここに落とし穴があることを知っていただきたいのです。
「高いお金を掛けて防犯住宅を建て、警備会社とも契約しているから安心だ。」
この住む方の油断の中にこそスキが出来て、思わぬ犯罪に会うことが最も心配されるところなのだということを・・・。
現に某警備会社と契約していたにも拘わらず、システムのスイッチが入っておらず浸入盗に入られた○○監督の話しは有名です。
進入犯罪の多くは数分間、わずかなスキをついてきます。
鍵を掛けずに数分間のゴミ出し、チョッとしたご近所さんとの立ち話。このほんのわずかな時間に進入されているケースは決して少なくありません。
物が盗まれるだけならまだしも、命に及ぶ危険まであるのです。少しくらい・・・という安易な考え方には気を付けたいものです。
又、泥棒にも色々なタイプや得意な方法もあるようですが、彼らは共通して必ず下見をすると言われています。巧妙に不自然さを出さず下見をし、時と場所を選んで浸入する。そういう意味ではプロの泥棒?は計画的に狙ってきていると言えましょう。
当然、防犯を考える時には、周辺環境で下見するポイントはどこなのか?どこに潜んでいるのか?どこから侵入して、どういった逃走経路をたどるのかを知らなければ有効な対策は不可能です。
そんな意味で街の特性や周辺環境を把握し、その状況に合わせた建築計画をする必要があります。つまり、建物だけを装備しても安全であるとは言い切れないのです。
防犯住宅について調べると、CPマークの付いた防犯設備・部材を使っているから安心というのが目立ちます。
このCPマークですが、それは平成8年度に刑務所に服役中の受刑者から取った「侵入に5分以上掛かると70%の泥棒が侵入をあきらめる」というデータを基に、侵入に5分以上掛かることをガイドラインとした商品を認定するということになったようです。
ほとんどの防犯住宅を扱う会社ではこのCPマークのついた商品を取り付けて「防犯住宅」と呼んでいます。
ですが・・・逆に言えば5分以上掛けても侵入する泥棒が30%以上もいる事実を考えると果たしてそれで万全なのでしょうか?
もちろんCPマークつきの住宅部材も、より良い性能を求めた方が良いと思います。
しかし、どのような条件で「狙う家」を捜しているのか?どんな時を狙って浸入してくるのかというような侵入者心理を考え、予知防犯をすることが大切だと梅本先生は力説されております。
つまり本当の「防犯住宅」を造るには、防犯性能の高い住宅部材を使いつつ、お引渡しのときに防犯上の注意点を入念に説明し、住宅会社は常に最新情報を発信し、ご家族は仕入れた最新の情報とその対策を家族で共有するところまで考えることです。
犯罪手口が日々変化し、より巧妙化し進化していることを忘れない。そのような意味では100%の防犯住宅は無いのかもしれません。それでも状況に合わせ設備の見直しや、住む方々が細心の注意を払うことこそ理想の防犯住宅を実現する唯一の手段であることだけは確かです。
以上のようなことから、防犯を考える時は建物対策、プランの配慮はもちろんのこと外構計画、配置計画が大切です。更には生活上の注意、万一の際の対処などトータルに考えなければなりません。
だから本当の防犯知識を持った住宅会社に依頼し入念に計画することが大切です。地域の中でしっかりとした対策を提案できる住宅会社と話しあってより良い対策をしてください。
長々と色々書きましたが・・・「色々言われてこれでもかって対策したけど・・・何だか結果的に防犯設備を使うことも無かったね」と言えることが本当は幸せなことなのです。家族の幸せを守るためにも、多くの時間を割いて取り組んでいただきたいと思います。